歴史からみる円高・円安②
戦後日本は敗戦国として経済的にスタートをしました。
そして1985年代に入るとバブル経済に突入。
それまでの間にはどのような変遷があったのでしょうか?
■ 金本位制の崩壊
世界大戦が終了するまで、通貨というものは【金本位制】が敷かれていました。
【金本位制】
通貨や物の価値を金(Gold)で表す体制のこと。
昔の通貨が金や銀といった貴金属で鋳造されていたため、古代などでも使用されていた価値感である。
戦前までは通貨が金交換と保証されていた。
特徴
・ 【金】が実質の世界共通通貨なので国債収支を均衡させる効果がある。
・ 一種の固定相場制。
・ ドルペッグ制のような固定相場とは違い、自国内市場において強い市場引き締め効果を持つ。
金本位制が実質上崩壊したのは、1971年の【ニクソンショック】になります。
ニクソンショックが起きた背景にはイギリスの経済低迷があります。
■ 金の国イギリス
これまでイギリスは【世界の工場】ともいわれる産業超大国でした。
またあまり触れられていないのですが、戦前に話は戻ります。
当時ヨーロッパ諸国では【金】を求める動きと中国では【銀】を求める動きがあったのです。
お互いのニーズは互いに一致していたため、どんどん取引が行われたのです。
そのため産業輸出国であったイギリスにも金が大量に流入、戦後までイギリスポンドは世界基軸通貨だったのです!
しかし戦後イギリスの経済は低迷し、ポンドの切り下げの状態になりました。
戦後以降、アメリカドルが基軸になっていたのですが、ドルに経済不安を感じた世界各国は、ドルを売却して金を購入しました。(ゴールドラッシュのような状態です)
そのためアメリカはトンデモナイ政策を打ち出したのです!
■ ニクソンショック
【金本位制やめる】とアメリカの大統領、ニクソンが声明を発表。
世界に衝撃が走りました><
その後ドルの切り下げが進み、アメリカは現在も財政を圧迫する莫大な赤字を抱えることになってしまったのです。
対日本はこのころからようやく円高に傾きはじめるのです!