金融チェックポイント③GDP
GDPは小学生のころ社会の授業で習ったと思います。
GDPとは【国内総生産】のことを指しています。
GDPが為替市場に及ぼす影響についてみていきましょう。
GDPが為替市場に及ぼす影響についてみていきましょう。
■ GDP国内総生産って何?
GDP=国内総生産と急に言われてもわかりませんよね。
簡単にいうと「国内や海外で生産されたものやサービスの需要」を指標化したものです。
国内で動いているお金=「内需」
海外との貿易によって得られる金額=「外需」
ということになります。
つまり経済が活性化しており、内需・外需ともに大きい動きがあれば、GDPの指標は上がります。
前回のGDPの指標と比較して、数字が上がっていれば【経済成長している】ということにつながります。
■ GDPと通貨の関係
GDPの数値が大きかったり、伸びが良かったりする国の通貨は【高くなる傾向】にあります。
日本はかつて「輸出産業国」として非常に大きなマーケットでした。
貿易をするにあたって法人レベルで取引をしていると、為替のレートが1銭変わってくるだけでも収支が大きく変わってきます。
そのため昔は日銀が市場に為替介入を行い、為替レートの安定に努めていました。
つまりGDPの指標も為替変動に大きな影響を与えます。
■ 素朴な疑問
通常自国の通貨の価値が上がることはいいことなのですが、日本では【円高】に進むと多くの投資家達は下を向いてしまいます。
これもGDPが関係しているのです。
先述したとおり、日本は巨大な産業輸出国でした。
しかし現在も未だ産業輸出国であることに変わりはないのです。
そのため、現在でも円高が進むと同じだけ製品を作り、販売したとしても、日本の収入は下がってしまいます。
そうなると以下のような現象が起こります。
・ 円高になる
↓
・ 日本有数の大企業の収益が落ちる(GDPも下がる)
↓
・ 企業が国に納める法人税が少なくなる
↓
・ 国家の財政が大きくなる
このような悪循環が生まれてしまいます。
つまりその国の通貨の価値が上がったり下がったりするのは、各国の経済状況などによって良し悪しがわかれるのです。